09
8月

Super Sports XEBIO 第7回女子関東フットサルリーグ
2016 powerd by PENALTY

フウガドールすみだレディース 3-2 the sunkisst (前半1-1)

[得点経過]
[前半]
2分 1-0 北隅
4分 1-1 サンキスト
[後半]
24分 2-1 金子(由)
31分 2-2 サンキスト
37分 3-2 勝俣

久々のマッチレポートです。

開幕からの3週連戦から、全日本選手権東京都予選の中断期間を挟み、
一ヶ月ぶりのリーグ戦再開、ここからまた3週連続の熱い夏が始まる。

この中断期間中は、選手権予選をVEEXとPK戦の末に敗退。
チーム創立9年目、未だ関東大会出場の夢は果たせず。

選手権の組み合わせは、前年度のリーグ戦績で決まる。
東京で新興チームが頂点を目指すというのは、他県に比べて比較できないほど、険しい道のり。
雑草のように何度も踏みつぶされながら、諦めることなく、1年1年、根を太くし強くなるしかない。

そんなこんなの関東リーグ再開を前に、選手だけではなく、我々スタッフにもいろんな思いが交錯。
そして最終的に全員に共通する思いが、チームを強くするために何がベストか…
もう一度、自分のできることを全力で発揮し、このチームを支えていこうと。

※リーグ許可済写真転載不可

 

ということで、前置きが長くなりましたが、新体制でスタートした vs the sunkisst戦

今試合は、相手がハーフのゾーンディフェンスだということを想定し、崩し方、
シュートを打つポイントを徹底的に練習してきました。

また、相手はキーパースローからのカウンターが脅威のチーム
守備への切り替えの意識や、中央への蹴り込みの対応など、相手の強みを如何に消すかを考えて臨んだ試合でした。

心配点は、竹村が練習で怪我をし完全復帰が間に合うかと、キャプテン金子(由)が、発熱で1週間丸々練習に参加できなかったこと…
この二人は、全力でどこまでやれるのか、見えない状況で迎えた試合当日。

そして、まず、私をある意味、裏切ってくれたのが、サポーターの皆さん、
今日は、トップが町田との重要な一戦。団幕も応援団もいない試合を想定していましたが、この栃木まで集まってくれたサポーターのみなさん、本当に驚きました。

試合前の円陣
キャプテン金子(由)から
「一人はみんなのために! みんなは一人のために!! みんなは病み上がりのために!!!ヨロシク!!!!」
珍しくちゃんと考えてきたような円陣、病み上がりの金子、なんとかいけそうやん。と、選手に笑顔がでる。

※リーグ許可済写真転載不可

 

13時 キックオフ
キーパー杉山に
1st 金子(明)、徳永、勝俣、北隅

相手は想定どおりのハーフゾーン

開始1分過ぎ
金子(明)のプレスに対して、ファールの笛、今日はかなり厳しい基準か。

2:40
オフェンスでやりたい形が、ようやく1本出た後のキックイン
いつもは、北隅がフィクソで最後尾なところ、そのままアラの位置で徳永にポジション修正の指示出し。
左からのキックインは、勝俣から最後尾の徳永へ、折り返して徳永から北隅、北隅左サイドから中央へズラしてシュート!!
15m程の距離から打った低い弾道のシュートは、スルッと中央を抜け、ゴール右へ突き刺さる!1stシュートで先制1-0

2nd 金子(由)、西岡、足利、竹村
こちらのセットは、最初から良い形でシュートが打てる状況。

3:30
相手低い位置のキックイン、横パスを果敢に狙う病み上がりのキャプテン。
練習を休んでいた割には、出足が鋭く、カラダは動けている。

4:40
自陣、相手キックインのタイミングで、一人メンバーチェンジ。
交代した選手とマークの受け渡しが、ズレてあっさりと失点。
(これまでの2試合も、失点の半分は、交代の直後だったような…)
せっかくの流れが相手に行ってしまう。

失点後、1stセットへ

7:30
2nd 竹村の動きのあるボールキープから、金子(由)を経由して、
左サイド高い位置で待つ、足利へ。
足利、ダイレクトシュートも、右足だからか、大きく枠外へ。

9:00
相手キックイン、中央にボールを下げたところを金子(由)が詰め、
ギリギリで出したパスを西岡が奪って、そのままシュート!! は、惜しくも枠外

2nd は、攻撃に厚みがある分、ボールを失ってもすぐに周りが寄せてカウンターをやらせない。
1stよりも攻守にスピードがある2ndセット、得点は時間の問題か!?と思われたが…

10:30
1st 徳永→金谷IN
金谷の前プレから、北隅が中央でパスカット!もシュートまで持ち込めず…

11:30
相手タイムアウト
北隅監督からの指示は、
リスクをかけた後の裏へのカバーの意識
オフェンスは、キツくなったら、キーパーを使う余裕を持て。

11:10
2nd 西岡→秋元IN

15:00

秋元、得意の顔面ディフェンスから、相手CK

※リーグ許可済写真転載不可

 

コーナーから下げた相手のパスを秋元がスルッと奪って、右アウトで中央へ折り返し
切り替え0秒、足利と金子(由)が二人揃って駆け上がる。
パスを受けた足利、持ち込んでシュート!!は、相手の寄せに合い、ゴール右へ外れる。

14:30
1stセットに金谷→西岡IN
固定セットのメンバーを入れ替え、アクセントをつける北隅監督の初采配。
西岡、交替後すぐさまシュートに持ち込むも、枠外!
1stセットのパスワークから、1枚飛ばして、角から西岡の折り返し!!は、
ゴール前、誰も走り込んでいなーいっ!!

16:45
2ndセットに秋元→福下IN
竹村→足利と流れて、ゴール前に福下!!いいタイミングで走り込むも、キーパーと交錯、ギリギリのところでゴールならず。

残り5秒で左サイドフリーキックのチャンス
タイムアウトを取り、1stセットがシュートを狙うも、決まらない。

ここで前半終了1-1
フウガのシュート18本に対し、相手1本の衝撃。

ハーフタイム
北隅監督の激が飛ぶ。ここまで想定した通りの得点と、失点。
フィニッシュがうまくいってないが、修正すべきは、オフェンスじゃない。
ディフェンスの切り替えを3倍早くしろ。
デイフェンスからカウンター2-0、2-1を作れるか。
リスクをかけた攻撃で、奪われても高い位置ですぐに取り返すこと。

話が長いので、10分があっという間に経過。

いよいよ後半
スタメンは、前半と同じく1st 金子(明)、徳永、勝俣、北隅

開始30秒
北隅、ハーフラインから挨拶代わりのシュートはゴール左

1:10
左下北隅から、右上の徳永へサイドチェンジの浮き球、徳永からの折り返し、勝俣のシュートパスは、金子(明)に合わず…

しかし、コートを広く使った、流動的な攻撃が増えてきた1stセット
指摘されたディフェンスは、攻撃がミスで終わっても、10m付近の高い位置で奪い返すか、タッチラインに切るかで、カウンターを起こさせない。

※リーグ許可済写真転載不可

 

2:15
キックインから勝俣のヘディング!惜しい。

2:30
2nd も前半と同じく、金子(由)、西岡、足利、竹村
北隅監督より、「自分たちから仕掛けてテンポを早めて行こう!」との指示。

4:10
ここで、竹村→北隅へめずらしいメンバーチェンジ。
竹村の怪我の影響か?それともリズムを変化させる意図か!?

4:20
西岡右サイドで受け、中央へずらしてずらして左足の弾丸ミドル炸裂、キーパー弾いたところ、詰めていた金子(由)、当り千金のヘディング、ポ〜ンなシュートはバーにあたってライン手前に落ちるも、ラッキーにもゴール側へバウンド。ヒヤッとしたがなんとかゴ〜〜ル!! 2-1

ベンチに駆け寄るキャプテンは、目を真っ赤にして、涙を浮かべていた。
自身の関東初ゴールに感極まったのか、体調不良で練習に参加できなくても、試合に出場した責任感に必死だったのか…とても胸が熱くなるシーンだったのだが…
後ほど、ビデオを良く見ると、ゆかりがシュートを決めたと同時、相手キーパーの指が、完全にゆかりの両目に突き刺さっていて、単に痛くて泣いてただけだったというオチ。

そして褒めたいのが、シュートを打った西岡。
ハーフタイムに、前半に北隅が決めたミドルシュートに対し、あそこで打つ意識について監督と丁寧に振り返っていた。恐らく1点目のゴールのイメージで、ゾーンのレーンの間から狙っていったのではないだろうか。ナイスシュート!!

6:00
西岡、金谷、勝俣、北隅のセットから、
西岡→福下IN
北隅→竹村IN
勝俣→足利IN
セット替えではなく、分刻みで、細かくメンバーを替えていく北隅監督

10:00
オフェンスのミスからカウンターを受けるも、冷静に竹村が対応、逆にフウガ側3-2のカウンターのチャンス!! も、シュートが打てな〜い!

足利、右サイドからカットインシュートも、相手キーパー好セーブ。

10:50
セット替え
金子(明)、金子(由)、西岡、北隅

11:00
相手キックインから強烈ミドルを杉山が弾いてCK
中央への早いパスにアウトで合わせられ、ボールはファーに吸い込まれる。少ないチャンスを確実に決めてくるsunkisst 2-2の振り出しへ

相手はマンツーマンディフェンスに変更
前掛かりに来たところを浮き球で裏を狙う。
金子(由)→勝俣IN、

12:10
相手タイムアウトに監督からの指示は、
もっとディフェンスから厳しくいくこと、
ピッチの中の声が足りていない!!

12:30
相手キックインを中央で勝俣が奪い、持ち込んで持ち込んでシュート!!も、枠外。

13:40
相手は、ハーフのディフェンスに戻す。

14:45
金子(由)中央で足利へのパスをカットされ、カウンターを受ける。
少し遅れて体を入れたか、相手を倒して、金子(由)にイエロー

16:40
徳永、西岡、勝俣、北隅

17:30
西岡中央、徳永を飛ばして、左サイド勝俣へ
勝俣、中央を走り込む西岡へパスしたつもりが、スキップされた後、抜けずに止まった徳永がパスカット。ゴール前にこぼれたところ、勝俣が走り込んでゴ〜〜ル!!!一瞬キーパの出足が止まったところを勝俣すかさず滑り込んだ〜!!貴重な勝ち越しゴールで3-2、三度目のリード!

得点後、勝俣→竹村IN

18:30
徳永→勝俣IN

19:05
残り1分を切っても、ハーフから出てこない相手
時間を考えろ!と声をかけてしまったキャシフク。その後のバタバタ感に声をかけるのが早過ぎたかと、大反省…

19:15
北隅→金子(由)IN

19:30
自陣で、相手に挟まれた竹村、スルッと抜けた感じだったが、相手が倒れてファール。
嫌な位置からの相手FK、勝俣がヘディングでクリア、相手キックインの前に
西岡→足利IN

19:45
相手キックイン4秒で、フウガボール
前プレの相手にボールを繋げない。ギリギリマイボールで、再度キックイン。
竹村は、前に蹴り込むだけ、相手キックインでディフェンスからスタート。

19:55
相手も同じような形で、自陣フウガからのキックイン、中央で受けようと竹村走り込んで、ワンタッチで逆サイドに流そうとするも相手ディフェンスにひっかかり、カウンターのピンチ!!竹村が体を入れてシュートは打たせなかったが…びっくりするような展開で、杉山がキャッチしたところで、終了のホイッスル。

何このバタバタ感。前プレにこんなに弱いチームだったのか!?
1分ぐらい落ち着いてボールを繋げないのかと、不安しか残らない形で終了。
ぜんぜん勝った気がしない・・・

とは言え、今日の勝ち点3は大きい。
開幕から2試合は、1点リードを守り切れず同点だった訳で、拮抗したゲームで競り勝った自信は持ってよいのか。波に乗れなかったながらの勝利、1試合少ないチームもあるが暫定2位、全く実感はないが、なんとか上位陣に食らいついている!?

とにもかくにも、来週はもっと落ち着いた試合展開を期待する!!